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親知らずが少し出ているのは放置して大丈夫?受診の目安を解説

少し出ている親知らず

親知らずが少し出ている状態は、痛みがなくても歯ぐきの中で斜めに生えていたり、汚れがたまりやすくなっていたりすることがあります。

今回は、親知らずが少し出ている状態とはどのようなものか、放置した場合に起こりやすいトラブル、受診した方がよい症状について解説します。抜歯が必要なケースや経過観察できるケース、受診までにできるケアも紹介しますので、親知らずを放置してよいか不安な方は参考にしてください。

親知らずが少し出ている状態とは?

親知らずが少し出ている状態とは、奥歯のさらに奥から親知らずの一部だけが見えている状態です。

歯ぐきから一部だけ見えている状態

親知らずが歯ぐきから一部だけ見えている状態とは、歯の全体が出きっておらず、一部が歯ぐきに覆われている状態です。奥歯のさらに奥に白い歯が少しだけ見える、歯ぐきの中から歯の頭だけが出ている、といった見え方をすることがあります。
親知らずはお口の一番奥に生えるため、鏡で見ても全体の形が分かりにくい歯です。
少しだけ見えている場合でも、歯ぐきの下では歯の大部分が隠れていることがあり、外から見える範囲と実際の生え方が異なることがあります。

親知らずが斜めに生えている状態

親知らずは、まっすぐ上に向かって生えるだけでなく、斜めの向きで出てくることがあります。斜めに生えている場合、歯の一部だけが歯ぐきから見え、残りの部分は歯ぐきや骨の中に隠れていることがあります。
また、手前の奥歯に向かって傾いている場合や、横に近い向きで埋まっている場合もあります。
親知らずの向きや位置は見た目だけでは分かりにくいため、「少し見えている」という状態でも、生え方にはいくつかのパターンがあります。

親知らずが少し出ている状態を放置するとどうなる?

親知らずが少し出ている状態をそのままにしていると、見えている部分だけでなく、周囲の歯ぐきや手前の奥歯にも影響が出ることがあります。ここでは、放置した場合に起こりやすいトラブルについて解説します。

親知らずや手前の歯が虫歯になりやすい

親知らずが少しだけ出ている状態では、歯ブラシが奥まで届きにくく、親知らずの周りに汚れが残りやすくなります。
特に、歯ぐきが一部かぶっている場合は、見えないすき間に食べかすが入り込むことがあります。
汚れがたまった状態が続くと、親知らず自体が虫歯になるだけでなく、手前の奥歯にも虫歯が広がることがあります。奥歯は食べ物を噛むうえで大切な歯のため、親知らずの周りが磨きにくい状態になっていないか確認しておくことが大切です。

歯ぐきが腫れて痛みを繰り返すことがある

親知らずに歯ぐきがかぶっていると、歯と歯ぐきの間に食べかすや細菌が入り込みやすくなります。その部分に汚れが残ると、歯ぐきが腫れたり、押すと痛みが出たりすることがあります。
一度腫れが引いても、原因となる汚れがたまりやすい状態が続いていると、疲れがたまった時や体調を崩した時に、再び痛みが出ることもあります。
何度も腫れを繰り返す場合は、親知らずの生え方を確認した方がよい状態です。

口臭や磨き残しの原因になることがある

親知らずの周りに汚れが残りやすいと、口臭の原因になることがあります。奥歯のさらに奥は自分では見えにくく、しっかり磨いているつもりでも、親知らずの周りだけ汚れが残っていることがあります。
特に、歯ぐきが親知らずにかぶっている部分は、歯ブラシだけで磨きにくい場所です。
口臭が気になる場合や、奥歯のあたりに汚れがたまりやすいと感じる場合は、親知らずの影響がないか確認してみましょう。

隣の歯や歯並びに影響することがある

親知らずが斜めに生えている場合、手前の奥歯に向かって押すような位置になることがあります。このような生え方をしていると、隣の歯に負担がかかったり、歯ぐきの中で圧迫が起きたりすることがあります。
また、親知らずの向きや位置によっては、噛み合わせや歯並びに影響する可能性もあります。ただし、親知らずが少し出ているからといって、必ず歯並びが悪くなるわけではありません。外から見える部分だけでは判断しにくいため、親知らずの向きや隣の歯との位置関係を確認することが大切です。

親知らずが痛む女性

親知らずが少し出ている時に受診した方がよい症状

親知らずが少し出ている状態で、腫れや痛み、噛みにくさなどがある場合は、親知らずの周りでトラブルが起きている可能性があります。ここでは、歯科医院で確認した方がよい症状の目安について解説します。

歯ぐきが腫れている・押すと痛い

親知らずの周りの歯ぐきがぷくっと腫れている、押すと痛む、ズキズキする感覚がある場合は、親知らずの周囲に炎症が起きている可能性があります。
見た目の腫れが小さくても、奥の方で痛みが広がっていることもあります。
また、歯ぐきから膿が出る、触ると強く痛む、奥歯の周辺が熱っぽく感じる場合は、症状が進んでいることもあります。痛みの強さだけで判断せず、腫れや押した時の痛みがある場合は、親知らずの周りを確認してもらいましょう。

食べ物が挟まりやすい

親知らずの周りに毎回同じように食べ物が挟まる場合は、歯と歯ぐきの間にすき間ができていたり、親知らずが磨きにくい位置に出ていたりすることがあります。奥歯のさらに奥は自分では見えにくいため、挟まったものが残っていても気づきにくい場所です。
食後に奥歯の後ろが気になる、うがいをしても取れにくい、歯ブラシを当てにくいと感じる場合は、親知らずの位置を確認する目安になります。繰り返し挟まる場合は、無理につまようじなどで取ろうとせず、歯科医院で状態を見てもらうことが大切です。

口が開きにくい・噛むと痛い

親知らずの周りに炎症が起きると、奥歯の周辺が痛み、口を大きく開けにくくなることがあります。
また、噛んだ時に親知らずの周りが当たって痛む場合もあります。
口が開きにくい、食事がしにくい、奥歯で噛むと痛いといった症状がある時は、親知らずの周りの腫れが強くなっている可能性があります。無理に噛んだり、痛い部分を触ったりせず、歯科医院で状態を確認しましょう。

痛みがなくても繰り返し腫れる

親知らずの周りの腫れは、一度落ち着くことがあります。そのため、痛みがなくなるとそのまま様子を見たくなるかもしれません。しかし、同じ場所が何度も腫れる場合は、親知らずの生え方や歯ぐきのかぶり方が関係していることがあります。
「腫れる時期がある」「疲れた時に奥歯の周りが重くなる」「数日で引くけれどまた腫れる」といった症状がある場合は、痛みがない時でも確認しておくと安心です。症状が落ち着いている時の方が、親知らずの状態を確認しやすい場合もあります。

抜歯した親知らず

抜歯が必要な親知らずと経過観察できる親知らず

親知らずが少し出ているからといって、必ず抜歯になるわけではありません。
生え方や歯ぐきの状態、手前の歯への影響を確認したうえで、抜歯するか経過を見るかを判断します。

検査で抜歯を検討することがある親知らず

親知らずが斜めや横向きに生えている場合、歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすくなります。
特に、手前の奥歯にぶつかるような位置にある親知らずは、親知らずだけでなく隣の歯まで虫歯になるリスクがあります。
また、歯ぐきの腫れや痛みを繰り返している場合、親知らずの周りを清潔に保ちにくい状態になっている可能性があります。このような状態が検査で確認された場合は、症状の再発を防ぐために抜歯を検討することがあります。

経過観察できることがある親知らず

親知らずがまっすぐ生えていて、上下の歯で噛み合っており、歯磨きもしやすい状態であれば、すぐに抜歯せず経過を見ることがあります。歯ぐきの腫れや痛みがなく、手前の歯に悪い影響が出ていない場合も、定期的に確認しながら様子を見る選択肢があります。
ただし、今は問題がなくても、親知らずは奥にあるため汚れが残りやすい歯です。
経過観察になった場合も、定期検診で親知らずの周りに虫歯や歯ぐきの腫れが出ていないか確認することが大切です。

自己判断せずレントゲンで確認することが大切です

親知らずが少し出ている状態は、見えている部分だけでは正確に判断できません。歯ぐきの中でどの向きに生えているのか、手前の歯に近づいていないか、根の位置がどうなっているのかは、レントゲンで確認する必要があります。 痛みがない場合でも、歯ぐきの中で斜めに生えていたり、隣の歯との間に汚れがたまりやすい形になっていたりすることがあります。抜歯が必要か、経過観察でよいかを知るためにも、気になる親知らずがある場合は一度状態を確認しておきましょう。

受診するまでにできるケアと避けたいこと

親知らずの腫れや痛みが気になる時は、受診までの過ごし方にも注意が必要です。無理に触ったり強く磨いたりすると、かえって痛みが増すことがあるため、できる範囲で清潔に保ちましょう。

親知らずの周りをやさしく磨く

親知らずの周りに食べかすや汚れが残っていると、歯ぐきの腫れや痛みにつながることがあります。
歯ブラシが届く範囲で、親知らずの周りをやさしく磨きましょう。
奥まで大きな歯ブラシが届きにくい場合は、ヘッドが小さい歯ブラシや、毛先が細い歯ブラシを使うと磨きやすくなります。ただし、痛みが強い部分を無理にこすらず、できる範囲で清潔にすることが大切です。

腫れている部分を強く触らない

歯ぐきが腫れている時に、指や舌で何度も触ると刺激になり、痛みが強くなることがあります。
気になって確認したくなるかもしれませんが、腫れている部分を押したり、つまようじなどで触ったりするのは避けましょう。
また、熱い食べ物や硬い食べ物が当たると、痛みが出やすくなることがあります。
腫れや痛みがある時は、できるだけ刺激の少ない食事を選び、親知らずの周りに負担をかけないようにしましょう。

痛み止めだけで長く様子を見ない

親知らずの痛みがある時、市販の痛み止めで一時的に楽になることがあります。
ただし、痛みが落ち着いたからといって、原因がなくなったわけではありません。
歯ぐきの中に汚れがたまりやすい状態や、親知らずの生え方に問題がある場合は、再び痛みや腫れが出ることがあります。
痛み止めを飲んでも痛みが続く場合や、腫れを繰り返す場合は、自己判断で長く様子を見ず、歯科医院で親知らずの状態を確認しましょう。親知らずが少し出ている段階で確認しておくことで、今後の対応を考えやすくなります。

親知らずのイメージ

鎌倉市で親知らずにお困りの方は「かまくらデンタルクリニック深沢」へ

親知らずは、生え方や周りの状態によって、抜歯が必要な場合もあれば、すぐに処置をせず経過を見られる場合もあります。大切なのは、今どのような状態なのかを確認し、ご自身に合った対応を知ることです。
かまくらデンタルクリニック深沢では、親知らずの向きや周りの歯ぐきの状態を確認したうえで、今後どのように対応していくかをわかりやすくご説明します。腫れや痛みを繰り返している方はもちろん、今は強い症状がなくても、このままでよいのか気になる方もお気軽にご相談ください。
鎌倉市で親知らずについて相談できる歯科医院をお探しの方は、かまくらデンタルクリニック深沢へご相談ください。WEB予約からもお問い合わせいただけます。

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公開日: 2026年5月20日

監修医情報

かまくらデンタルクリニック深沢 院長 豊田聡

院長画像

経歴
東海大学教養学部 卒業
鶴見大学歯学部 入学
鶴見大学歯学部 卒業
医療法人厚誠会歯科 臨床研修
原宿わたなべ歯科 勤務
かまくらデンタルクリニック深沢 開業
  • 2026.05.20 親知らずが少し出ているのは放置して大丈夫?受診の目安を解説